レンタルモダンデッキ「直接攻撃魔法でガンガン攻めるデッキ」の解説&日本語テキスト

おことわり

MTGレンタルモダンデッキ、および当解説ページは、有志プレイヤー(本サイト管理人)が用意したものであり、有志プレイヤーがカードボックスイオンモール店のお客様に貸与・公開しているものとなります。

また、その貸与を仲介してくださるよう、カードボックスイオンモール店長様に対して、有志プレイヤーが個人的にお願いしたものです。

そのため、本サイトの記載内容につきましては、カードボックスイオンモール店スタッフは関与しておらず、責任を負いかねますのでご了承ください。

上記事由に加えて、レンタルデッキは独自性の高いリストとなっており、同店スタッフへデッキについてご質問いただきましても対応できかねることがございます。なにとぞご容赦くださいませ。




レンタルデッキ使用時のお願い

大切に遊んでね

多くのプレイヤーにレンタルデッキで遊んでいただきたいので、汚損することがないよう、やさしく丁寧に扱っていただくようお願いします。

シャッフルは、ヒンズー、オーバーハンド、ファロー、パイルのみで行い、リフルやマシンガンのようなカードを損耗する方法では行わないでください。

また、万一カードを汚損してしまった場合には、すぐに店舗スタッフにお知らせください。故意でない汚損で、なおかつ速やかにご報告いただいた方には、弁償を求めることはいたしません。(汚損が生じた時点でデッキの使用を中断していただきます)


初心者&デッキ忘れた人優先で

本デッキは、初心者に限らず、あらゆるMTGプレイヤーがレンタルできます。

「ちょっと使ってみたかった」「今の自分のデッキに自信がない」というような理由でレンタルしていただいてもかまいません。どのような理由でも喜んでお貸しいたします。

ですが、まだ実践的なデッキを組めていない初心者プレイヤーや、忘れ物などの理由でデッキを持ち合わせていないプレイヤーがいた場合には、そちらを優先してあげてください。


使用前後の確認をお願いします

デッキを使う前、使った後に、メインデッキとサイドボードの内容が間違っていないか確認するようにお願いいたします(デッキリストはこのページに掲載しています)

特に使用前のチェックは念入りにお願いします。もしデッキの内容が間違った状態でイベントをプレイしてしまうと、反則負けになってしまうこともあるので、くれぐれもご注意ください。

対策としては、「ゲーム開始前にサイドボードの枚数を数える」というのが有効です。




デッキリスト

※カード名をタップでデータベースサイトに移動します

メインデッキ

クリーチャー

4 ドラゴンの怒りの媒介者
4 僧院の速槍
4 騒乱の歓楽者

呪文

4 ミシュラのガラクタ
4 稲妻
4 溶岩の撃ち込み
2 炎の印章
2 タール火
4 棘平原の危険
3 火炎の裂け目
3 目標の強奪
4 舞台照らし
4 引き離しの噴火

土地

2 蛮族のリング
12

サイドボード

4 魂標ランタン
2 エレヒの石
3 過酷な指導者
4 乱動する渦

参考価格

総額8580円
参考価格は大手通販サイト価格に準拠しています(日英版のみ、NM、Foil/通常の指定なし、安いカード優先)
ご自身でカードを揃えたいとお考えの方の参考になれば幸いです。




デッキ情報

むずかしさ:
平均的
強さ:
普通に強い
フォーマットリーガル:
モダンで使用可能(レガシーでも使用可能)

プレイミスをカバーしやすいチューニングになっており、初心者の方でも気持ちよく回していけるデッキです。


イベント参加ログ

レンタルデッキの調整と試運転のために参加したイベントでの戦績です

2025/3/21

①グリクシス〇〇
②アスモ✕✕
③トロン✕✕
1‐2

2025/3/21

①ヨーグモス✕✕
②親和〇〇
③グリクシス〇〇
2‐1

※2025/3/21の回は調整中のリストで参加




ざっくり戦略ガイド

《僧院の速僧》や《ドラゴンの怒りの媒介者》などパワーアップする低コストクリーチャーを出しつつ、《稲妻》などの直接攻撃呪文で対戦相手をガンガン攻撃していきます。
とにかく攻める
ガンガン攻める

やるべきことは、ただそれだけです。

それだけなのに、じっくりと奥深い。
そんな速攻デッキの醍醐味が楽しめるリストになっています。

細かいテクニックなどについては、以降の「カード解説&日本語テキスト」の項目で解説しています。

ですが、つぶさに解説を読まなくても、デッキを回しているうちに自然といろいろ分かってくるでしょうから、あまり気構えずに遊んでみてください。

ただし、カードに記載されているテキストと、実際のテキストが異なるカードが多数存在するので、本ページに記載してある「正しいカードテキスト」の確認だけはしておいてください。




マリガン基準

(両面カード込みで)土地が2~3枚あるのが理想。

両面カードはほとんど土地カードとしてしかプレイしないので、土地カードとみなしてマリガン判断を行うこと。

土地1枚でのキープはNG。

ですが、例外として、以下のような初手であれば土地1枚でキープすることもあります。
  • 後手であり、なおかつ
  • 《ミシュラのガラクタ》2枚以上か、《ミシュラのガラクタ》と《ドラゴンの怒りの媒介者》とが初手にある。




ちょっと告知

めがね店

カードボックスイオンモール高知店にて貸出されている20面体ダイスは、近場の別のカードショップ(天狗堂めがね店はりまや町店)よりご提供いただいたものです。

同店では、毎週金曜日21:00から公認イベントを開催しております(20:30頃にシャッターが開いて入場開始)

高知県のMTGシーンを黎明期から支えてきた聖地であり、MTGに公認されためがね店という面白スポットでもあるので、カードボックスでMTGデビューした方はぜひそちらにも行ってみてくださいね。

日中は未開封パックと高品質な眼鏡を販売しております。

イベントスケジュール


八百屋

高知においてMTG構築戦が活発な店舗として、「TCG&WARHAMMER はまっちょ」があります。移転前は本当に八百屋であったことから「八百屋」の通称で親しまれているカードショップです。

同店では原則以下のスケジュールでイベントが開催されています。
  • 金曜日20:30~ モダン
  • 土曜日21:00~ スタンダード
本レンタルデッキの調整と試運転は、ほとんど同店にて実施いたしました。

イベントスケジュール


カードボックスイオンモール店

カードボックスイオンモール店では、引き続きMTGイベントを開催していくとのことです。

毎週土曜日の13:00からモダンないしはレガシーで開催していく予定です。

開催フォーマットは月毎に変更となる可能性があるので、店舗内掲載のポスターか、SNSでの告知をご確認ください。

X公式アカウント


さいごに

本レンタルデッキの作成に際して、助言いただいたプレイヤーのみなさま、調整にご協力いただいたプレイヤーのみなさまに厚くお礼申し上げます。




カード解説&日本語テキスト

ミシュラのガラクタ(Mishra's Bauble)

アーティファクト {0}
, ミシュラのガラクタを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。 次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。

もうひとつのレンタルデッキ「ガラクタからロボを組み立てるデッキ」にも採用しているカードですが、あちらとこちらとでは全然役割がちがっていて、まるで別のカードであるかのように振舞います。

このデッキにおいて《ミシュラのガラクタ》は以下の役割を担います。

起動型能力で自身か対戦相手の山札トップを見ることができますが、基本的には対戦相手のを見ます。

自身の山札トップは次のアップキープに遅延誘発でドローするわけですし、仮に次にドローするカードを知ったとしても、その情報をプレイに活かす余地はほとんどありません。

そうしたわけで、《ミシュラのガラクタ》能力で見るのは、自身ではなく相手の山札にします。

なお、フェッチランドという土地があれば「自身の山札トップを確認し、それが要らないカードであればフェッチランドを起動して山札を混ぜる」という小業を使うことができるのですが、本デッキにフェッチランドは入っていません…



稲妻(Lightning Bolt)

インスタント {赤}
1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。

任意の対象ひとつ(クリーチャー、プレイヤー、プレインズウォーカー、バトルのいずれかひとつ)に3点のダメージを与えることができます。



カードには「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」と書いてありますが、正式なテキストは「1つを対象とする」なので、クリーチャー、プレインズウォーカー、プレイヤーのほか、バトルも対象に取ることができます。

《稲妻》に限らず、このデッキに入っているカードの多くに、実際とは異なるテキストが記載されているので気を付けてください。このページに記載されているテキストが現在の正式なテキストになります。

《稲妻》のような火力呪文(ダメージを与える呪文)は、二度にわたるルール変更に伴ってテキストが変更されており、カード記載テキストと実テキストが一致しなくなっているのです。



《稲妻》はクリーチャーに撃ちたくなってしまいますが、むやみにクリーチャーに撃ってしまうと、ゲーム終盤に火力呪文の枚数が足りなくなって負けてしまうことがあります。

クリーチャーに《稲妻》を撃つ前に、
「本当に除去する必要があるクリーチャーなのか」
「実は除去しない方が、より多くのダメージを対戦相手に与えられるんじゃないか」
「一旦温存しておいて、もう少し後から《稲妻》を撃つこともできるんじゃないか」
ということを検討してみましょう。



僧院の速槍(Monastery Swiftspear)

クリーチャー ― 人間・モンク {赤}
1/2
速攻
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)

初手にあれば1ターン目に出したいクリーチャー。

一回でも多く「果敢」を誘発させるため、火力呪文を唱える前に《僧院の速槍》を出すようにしましょう。

ただし、対戦相手がたくさんクリーチャーを出していて、こちらの攻撃が通りそうにないときは、《僧院の速槍》を出さずに火力呪文だけで攻めていくのも手です。



ドラゴンの怒りの媒介者(Dragon's Rage Channeler)

クリーチャー ー 人間・シャーマン {赤}
1/1
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、諜報1を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたの墓地に置いてもよい。)
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードの中に4種類以上のカード・タイプがあるかぎり、ドラゴンの怒りの媒介者は+2/+2の修整を受け、飛行を持ち、各戦闘で可能なら攻撃する。

「昂揚」能力を持ち、墓地にカードタイプ(クリーチャーやインスタント、ソーサリー、エンチャントといったカードの区分のこと)が4種類以上あれば大幅に強化されます。初手にあれば1ターン目に出したいクリーチャーです。

ただし、対戦相手が黒い土地を出していて、こちらが後手であれば、2枚ほど墓地をためて「昂揚」しやすくしてから出すことも検討しましょう。《僧院の速槍》があれば、そちらを優先してもかまいません。

というのも、後手1ターン目に出した《ドラゴンの怒りの媒介者》は、先手2ターン目の《オークの弓使い》にあっさり有利交換されてしまうことがあるからです。



「諜報」でめくったカードは、それが勝つのに絶対に必要という程度のカードでなければ墓地に落としてしまって大丈夫です。

どんどん墓地を肥やして、自身の「昂揚」を達成したり《騒乱の歓楽者》のコストを下げた方が勝ちにつながります。



溶岩の撃ち込み(Lava Spike)

ソーサリー ー 秘儀 {赤}
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。溶岩の撃ち込みはそれに3点のダメージを与える。

対戦相手に直接ダメージを与えるスペル。《稲妻》とちがって温存したい場面は少ないので、ガンガン撃っちゃって大丈夫。

「秘儀」というのはサブタイプです。「昂揚」などカードタイプを参照する効果では参照されません。「秘儀」を参照するカードもあるのですが、このデッキには入っていません。



炎の印象(Seal of Fire)

エンチャント {赤}
炎の印章を生け贄に捧げる:1つを対象とする。炎の印章はそれに2点のダメージを与える。

コストを払って場に出しておいて、好きなタイミングで起動してダメージを飛ばせるエンチャント。

対象が対戦相手しかないからといって、出した直後に起動するのはご法度。撃ちたい対象が後から出てくるかもしれないし、《舞台照らし》の「絢爛」を誘発させるのにも使えるので、起動せずに温存しておくのがベターです。

もっとも、あと1タイプで《ドラゴンの怒りの媒介者》の「昂揚」を達成できるという状況であれば、隙を見てさっさと起動してしまった方がよいでしょう。



タール火(Tarfire)

同族・インスタント ー ゴブリン {赤}
1つを対象とする。タール火はそれに2点のダメージを与える。

「同族」は特殊タイプ(Supertype)ではなく、カードタイプの一種です。

ゆえに、《タール火》1枚で「同族」「インスタント」の2タイプ分「昂揚」の条件を満たすことができます。

なお、実際のカードには「部族」と印刷されているのですが、ルール変更によって「部族」カードが「同族」カードへと変更されたという経緯があります。



棘平原の危険 / 棘平原の洞窟

棘平原の危険(Spikefield Hazard)

インスタント {赤}
1つを対象とする。棘平原の危険はそれに1点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを受けたパーマネントが死亡するなら、代わりにそれを追放する。

棘平原の洞窟(Spikefield Cave)

土地
棘平原の洞窟はタップ状態で戦場に出る。
:{赤}を加える。

《棘平原の危険/棘平原の洞窟》は「モードを持つ両面カード」であり、表か裏の好きな方を選んでプレイすることができます。つまり土地としてプレイすることも、呪文として唱えることもできるわけです。



《棘平原の危険/棘平原の洞窟》のカードが戦場あるいはスタック上「以外」に存在するとき、《棘平原の危険》の面の性質が参照されます。

たとえば《棘平原の危険/棘平原の洞窟》が墓地にあるときは、《棘平原の危険》の面の性質が参照されるため、これはインスタントとして扱われ、《騒乱の歓楽者》のコストが{1}軽減されます。



両面カードの表裏には、「第1面」と「第2面」とが割り当てられており、戦場とスタック以外では「第1面」の性質が参照されるというルールが存在します(総合ルール712.8a)

《棘平原の危険/棘平原の洞窟》の第1面は《棘平原の危険》なので、墓地ではインスタントとして参照されることになるのです。

そのため、《目標の強奪》で《棘平原の危険/棘平原の洞窟》を捨てても、手札では《棘平原の洞窟》の面は参照されないので、土地を捨てたという判定にはならず、《目標の強奪》は対戦相手に2点のダメージを与えます。

差し替えカード

《棘平原の危険/棘平原の洞窟》は、同カード名が書かれた白いカードという形でデッキに入っています。これはルール上「差し替えカード」と呼ばれるもので、プロキシではありません(総合ルール713)

差し替えカードが公開領域でオモテ向きになったら、その差し替えカードを脇にどけて、対応する両面カードと入れ替えます(総合ルール713.5)

両面カードが非公開領域に移動するなら、その両面カードを脇にどけ、対応する差し替えカードと入れ替えてください。その際、差し替えカードでカードの水増しを行っていないことを証明するため、両面カードは対戦相手から見える位置に置いてください。



目標の強奪(Grab the Prize)

ソーサリー {1}{赤}
この呪文を唱えるための追加コストとして、カード1枚を捨てる。 カード2枚を引く。その捨てられたカードが土地・カードでないなら、目標の強奪は各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。

追加コストは唱える段階で支払います。そのため、《目標の強奪》を打ち消されると、支払ったマナや《目標の強奪》だけでなく、追加コストの手札1枚まで失うことになります。



《棘平原の危険/棘平原の洞窟》《引き離しの噴火/火山の亀裂》を捨てた場合、土地カードを捨てたという判定にはならず、対戦相手に2点ダメージを与えます。

これは、両面カードが戦場やスタック以外にあるときには、第1面の性質しか参照されないというルールがあるからです。手札から捨てられたとき、第2面である《棘平原の洞窟》や《火山の亀裂》の土地タイプは参照されません(総合ルール712.8a)



2点ダメージを与える効果は、再帰誘発型能力ではありません。そのため、対戦相手は、2点ダメージが発生したことに対応して行動することはできません。

再帰誘発型能力はWhen節で記述されます。《目標の強奪》のようにIf節で記述されているテキストは再帰誘発型能力ではありません(総合ルール603.12)



火炎の裂け目(Flame Rift)

ソーサリー {1}{赤}
火炎の裂け目はすべてのプレイヤーに4点のダメージを与える。

自分自身もダメージを受けます。

《火炎の裂け目》によって、両プレイヤーのライフが0になったとき、両者敗北し、引き分けとなります。

これは、総合ルール104.3bにより「プレイヤーのライフの総量が0以下になったら、そのプレイヤーは次に優先権が発生したとき(※優先権を得たときではない)、ゲームに負ける。これは状況起因処理である。」と規定されており、なおかつ、総合ルール104.4aにより「ゲームに残っていたすべてのプレイヤーが同時に負けた場合、ゲームは引き分けとなる」と規定されているからです。



舞台照らし(Light Up the Stage)

ソーサリー {2}{赤}
絢爛{赤}(このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、これのマナ・コストではなく絢爛コストで唱えてもよい。)
あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚追放する。次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよい。

絢爛コストで唱えても《舞台照らし》のマナ総量は変化せず「3」のままです。



日本語文法の関係上分かりづらいですが、追放したカードを使えるのは「次の、ターンの終わり、まで」ではなく、「次のターンの、終わり、まで」です。

なので、追放したカードは、このターンと、次の相手ターン、次の自身のターンの間使うことができます。

このことは、英語テキスト(Until the end of your next turn)を確認すると分かりやすいです。



引き離しの噴火 / 火山の亀裂

引き離しの噴火(Sundering Eruption)

ソーサリー {2}{赤}
土地1つを対象とする。それを破壊する。それのコントローラーは「自分のライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。このターン、飛行を持たないクリーチャーではブロックできない。

火山の亀裂(Volcanic Fissure)

土地
火山の亀裂が戦場に出るに際し、3点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。
:{赤}を加える。

両面カードや差し替えカードに関する解説は《棘平原の危険/棘平原の洞窟》の項にありますので、そちらをご確認ください。



騒乱の陥落者(Bedlam Reveler)

クリーチャー ー デビル・ホラー {2}{赤}
3/4
騒乱の歓楽者を唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚とソーサリー・カード1枚につき{1}少なくなる。
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
騒乱の歓楽者が戦場に出たとき、あなたの手札を捨て、その後カードを3枚引く。

墓地にある《棘平原の危険》と《引き離しの噴火》は、それぞれインスタント、ソーサリーとして扱われます。



「あなたの手札を捨て」とありますが、1枚ではなく全部捨てます。



あなたが《騒乱の歓楽者》を唱えることを宣言したことに対して、対戦相手が《トーモッドの墓所》を起動してこちらの墓地カードを追放し、《騒乱の陥落者》のコストを上昇させる、というようなことはできません。

マナ・コストの支払いは呪文を唱える一連の手順に含まれており、呪文を唱える一連の手順の完了後に、優先権が発生します。そのため、こちらが《騒乱の歓楽者》を唱える手順の最中に、対戦相手が優先権を得て、《トーモッドの墓所》を起動するということはできないのです。

もし、墓地追放によって《騒乱の歓楽者》のコストを上昇させたいのであれば、こちらのアップキープに《トーモッドの墓所》を起動しておくなどの方法が考えられます。



魂標ランタン(Soul-Guide Lantern)

アーティファクト {1}
魂標ランタンが戦場に出たとき、墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。
,魂標ランタンを生け贄に捧げる:各対戦相手の墓地を追放する。
{1},,魂標ランタンを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

登場時誘発での墓地追放は強制であることに注意。対戦相手の墓地に何もなければ、自身の墓地から1枚追放することになります。



エレヒの石(Stone of Erech)

伝説のアーティファクト {1}
対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体が死亡するなら、代わりにそれを追放する。
{2},,エレヒの石を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地を追放する。カード1枚を引く。

墓地への移動を追放に置換するので、死亡時誘発を封じます。《若き狼》も「不死」で帰ってこなくなります。



地味に伝説なので、2枚置けないのに注意しましょう。



乱動する渦(Roiling Vortex)

エンチャント {1}{赤}
各プレイヤーのアップキープの開始時に、乱動する渦はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
プレイヤーが呪文を唱えるたび、その呪文を唱えるためにマナが支払われていない場合、乱動する渦はそのプレイヤーに5点のダメージを与える。
{赤}:このターン、対戦相手はライフを得られない。


0マナの呪文を唱えたときもマナを支払っていない扱いになるので、能力が誘発します。なので、親和対面でも有効だったりします。

その一方で、自身の《ミシュラのガラクタ》でダメージを受けてしまうこともあるので要注意。



地上の守りが堅いデッキ相手に《僧院の速槍》を抜いてこれを入れたり、墓地対策が多そうなデッキ相手に《騒乱の歓楽者》を抜いてこれを入れたりと、サイドアウトしたカードの穴埋めに使うことも多いです。



過酷な指導者(Harsh Mentor)

クリーチャー ー 人間・クレリック {1}{赤}
2/2
対戦相手が戦場にあるアーティファクトかクリーチャーか土地の能力を1つ起動するたび、それがマナ能力でない場合、過酷な指導者はそのプレイヤーに2点のダメージを与える。

起動型能力を多用するコンボデッキに効果があります。

フェッチランドにも反応しますが、フェッチランド対策としてサイドインするのはかなり微妙。

意外にもプレインズウォーカーの忠誠度能力は対象外。勘違いしがちなところなので要注意です。



ドラゴンの爪(Dragon's Claw)

アーティファクト {2}
プレイヤー1人が赤の呪文を唱えるたび、あなたは1点のライフを得てもよい。

バーン、ストーム対策にどうぞ。